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ヤン・ギュンス

プロフィール

ベルギー王立アントワープ音楽院でクラリネットをワルター・ブイケンスに学ぶ。1972年アントワープ歌劇場のバスクラリ ネット奏者としてプロ活動を開始し、間もなくベルギーで筆頭 のバスクラリネット奏者との評価を得て、ベルギー国営放送管 弦楽団にソロ・バスクラリネット奏者として迎えられる。以来活動範囲を多 様な編成による室内楽の分野へも広げ、アリアーガ弦楽四重奏 団、ワルター・ブイケンス・アンサンブル、ネーデルランド管樂アンサンブル、プロメテ ウス・アンサンブル、モスクラ・チェンバー・ソロイスツ、などと共演する傍ら、アントワープ・クラリネット四重奏団、コンチェルティーノ・クラシクムのメンバーとしても活躍し、国内外の様々な音楽 祭に招かれる。更にエクアドル国立交響楽団、大阪市音楽団、 東京佼成ウィンドオーケストラ、ベルギー国営放送管弦楽団と もソリストとして共演している。

また教育にも力を注ぎ、アントワープ音楽院バスクラリネット 科教授として、1989年に催された国際イヴェント“Dag Basklarinet”と1989年と1990年にゲントで開催された“国際バ スクラリネットデー”の推進役となった他、ベルギー、ルクセ ンブルグ、スペインでの夏期講習会や、ハンガリー、スウェー デン、日本、南米のマスタークラスで指導にあたってい。1995 年以来大阪のフレミッシュ・ハウス(Belgium Flanders Exchange Center)に於いて、年2回のバスクラリネット・バセットホルン集中講座を開いている。

ヤン・ギュンスの演奏はヨーロッパ各地や北米のラジオ及びテレビ で収録されているが、ソリストとしての演奏は、CDではヤン・ハーデルマンの作品(大編成のベルギー近衛音楽隊による) 、ノーマン・ハイム(ワルター・ブイケンス・クラリネット合奏団)、アンドレ・ラポルテ(テープとの演奏)、さらにフリッツ・セリス、ウィルフリード・ウェステルリンク、ジャン・セーゲルス、フレデリック・デフレーゼ、ディートリッヒ・エルドマン、イヴァナ・ルドヴァ(ジェミニ・アンサンブル)で聴くことができる。1995年の阪神大震災被 害者救済のためのCD“Live for Japan”には、ヤン・ギュンスとワルター・ブイケンス(クラリネット)、クラリネット合奏団の演奏に よるフェリックス・メンデルスゾーンの演奏会用小品第2番作品114が収録されて いる。

2000年の“見て、私の庭のバスクラリネット!”(Phaedra 92020)には、ジェミニ・アンサンブル、トリオ・クラシクム、モスクワ・チェンバー・ソロイスツとの演奏によるディルク・ブロッセ、ヨハン・ファヴォレール、アレン・クラーンス、ウィルフリード・ウェステルリンク、ヨーク・ボーウェン、湯山昭、チャールズ・カミレリの作品を収録している。

2005年夏には“ウィンドウズ・オン・ザ・バスクラリネット”(Phaedra 92043)を発表し、ハンス・リケリンクのピアノで、オットマール・シュック、パウル・ヒンデミット、アウグスト・フェルベッセルト、ボスラフ・マルティヌーの作品を、カンディンスキー弦楽四重奏団とフ リッツ・セリス、フランソワ・ラッセの作品を、またテリー・ウィンターオーウェンスとウィルフリード・ウェステルリンクの無伴奏ソロ曲を収めた。

1999年と2002年にはオステンデ(ベルギー)とストックホルム (スウェーデン)で開かれた国際クラリネットフェストに於い て、東京クラリネット・フィルハーモニーと共演、マスタークラスを行った。2005年 には、東京で開かれた国際クラリネットフェストに招かれ、ま たロッテルダム(オランダ)の国際バスクラリネット大会に客 演した他、7月には愛知万博にも出演している。

多くの著名な作曲家がヤン・ギュンスに捧げて作品を書いており、数々の世界初演が実現 している。ヤン・ヴァン=デル=ローストのバスクラリネット協奏曲“感傷的3 章”は東京佼成ウィンドオーケストラとの共演により、東京芸 術劇場で世界初演された。この協奏曲は愛知万博に於いてディ ルク・ブロッセの指揮で上演した後、2006年よりヨーロッパ公演を 続け、既にベルギー、スペイン、ポルトガルなどで上演した。 東京での世界初演は“de haske Winds DHR10-021/028-3”に収録されている。

現在もフレミッシュ・ラジオ・オーケストラ(旧ベルギー国営放送管)のソロ・バスクラリネット奏者として活動の傍らアントワープ大学( 王立アントワープ音楽院)で教鞭を取り、更にジェミニ・アンサンブル(バスクラリネットと打楽器)、トリオ・クラシクム(バセットホルン・トリオ)、アンサンブル・コンソナンテ(イングリッシュホルン、バスクラリネット、 ピアノ)のメンバーとして活動を続けている。1997年以来メト ロポリス音楽出版社が出版する“バスクラリネット・コレクション、ヤン・ギュンス”にも精力的に力を注いでいる。

2007年8月より毎年スペイン、ヴィットリアで開かれる夏期講習 会“International Music Course”に、バスクラリネット・バセットホルン講師として参加している。

ヤン・ギュンスはビュッフェ・クランポン社製バスクラリネットとバセットホルン“プレス ティージュ”を使用し、“リコー・アーティスト”としても活躍している。

 

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